フランスにコンビにはない、でも困らない。買えないものは欲しがらない。ポイ捨ては禁句、もったいないは金句。古くても、安物でも、自分が気に入ったらそれでいい。
『パリ症候群』というのをご存知ですか? 発症者の多くは裕福な家庭に育った20から30代の日本人女性で、ファッションやメディアなどの仕事に就くために留学した『絵画の様に美しい街並みパリ』が、実際には想像と大きく異なり、鬱病に近い症状になってしまうことを言う。映像や写真では伝わらないニオイや、少々疲れた人や街外れの光景や、クールなお人柄に打ちのめされる。はい、そうでしょう。
ただし、先日の料理講習会の三谷シェフもおっしゃるように「必要以上に干渉しないで、冷静に大人の対応をし、納得するまでとことん意見を言い合い、自己主張が大切。それでいて、一度懐にはいっていくと昭和の頃のよき日本のような温かさを併せ持つフランス人気質は、慣れるとそこにいることが意外に心地よい。」はい同感です。
食べることは、想像以上に難しく、そして面白い。食習慣から見直そう。